HVA / HEEMスコア — 空調価値を分析し、改善余地を見える化|GEPA
04 / Analysis & Score

空調価値を分析し、改善余地を見える化する。

HVA — HVAC Value Analysis / HEEM SCORE
HVA HEEM Scoreとは

HVAは、空調が消費しているエネルギーを、どれだけ快適性・生産性・省エネ効果・事業価値に変換できているかを分析する仕組みです。

HEEMスコアは、HVAによる分析結果を点数化・可視化するための評価指標です。

同じ電力量を使っていても、快適な環境を実現できている施設もあれば、温度ムラや気流ムラがあり、快適性に十分変換されていない施設もあります。HVA/HEEMスコアでは、空調に使われたエネルギーが、どれだけ価値に変換されているかを分析し、改善余地を見える化します。

HEEM SCORE / FACILITY ANALYSIS UPDATING
68/100
HEEM SCORE
RANKB+
vs 業界平均+5pt
改善余地+18pt
前回比+3pt
6 ANALYSIS CRITERIA
快適性
78
制御状態
62
空気環境
71
外乱・干渉
54
設備状態
69
運用状態
74
※ 表示はイメージです

電気使用量の多寡では、現場の本当の状態はわからない。

空調関連の省エネでは、単に電気使用量が多いか少ないかを見るだけでは、現場の本当の状態はわかりません。

同じ電力量を使っていても、快適な環境を実現できている施設もあれば、温度ムラや気流ムラがあり、快適性に十分変換されていない施設もあります。

HVA/HEEMスコアでは、空調に使われたエネルギーが、どれだけ価値に変換されているかを分析し、改善余地を見える化します。

ANALYSIS
HVA
空調価値を分析する仕組み。価値変換効率を確認します。
SCORE
HEEMスコア
分析結果を点数化・可視化する評価指標。

HVAとは — 空調価値を分析する仕組み。

HVAは、空調の状態を単なる設備評価ではなく、価値変換効率の分析として捉えます。空調は、電気や燃料を使って室内環境を整える設備ですが、空調に使われたエネルギーが、必ずしも快適性や事業価値に有効に変換されているとは限りません。

HVAは、空調が 「どれだけ電気を使っているか」 ではなく、「どれだけ価値を生んでいるか」 という観点で空調を見直します。

たとえば、ある施設では電気を多く使っているにもかかわらず、室内の快適性が低い状態にあるかもしれません。逆に、別の施設では少ないエネルギーでも十分な快適性を確保している場合もあります。

HVAでは、こうした価値変換の質を確認し、空調がどれだけ有効に働いているかを分析します。

エネルギーが価値に変換されていない兆候
  • 電気を使っているのに、暑い場所・寒い場所がある
  • 設定温度を下げても快適にならない
  • 風が直接当たり、不快感がある
  • 温度ムラのために過冷却・過暖房が発生している
  • 換気や外気の影響で空調負荷が増えている
  • 冷凍冷蔵設備と空調が干渉している
  • 無人時間帯にも空調が過剰に動いている
  • 設備劣化により、同じ効果を出すために余分な電力を使っている
HVAでは、こうした状態を確認し、空調が どれだけ有効に働いているか を分析します。

HEEMスコアとは — 分析結果を点数化する評価指標。

HEEMスコアは、HVAによる分析結果をわかりやすく点数化するための指標です。

空調関連の省エネでは、改善前後の違いを言葉だけで説明しても、効果が伝わりにくいことがあります。HEEMスコアを使うことで、次のような項目をよりわかりやすく示すことができます。

  • 現状の空調状態
  • 改善余地
  • ロスの大きさ
  • 改善後の変化
  • 提案の優先順位
HVA × HEEMスコアの関係
HVA
空調価値を
分析する仕組み
HEEMスコア
分析結果を点数化・
可視化する指標

なぜ、点数化が必要なのか。

空調関連の省エネでは、現場ごとに状況が大きく異なります。同じ業種、同じ設備、同じ電気代でも、ロスの原因は違います。

ある施設では制御のズレが大きく、別の施設では気流ムラが原因かもしれません。また、別の施設では換気や外気、冷凍冷蔵設備との干渉が大きな要因になっている場合もあります。

HEEMスコアでは、こうした状態を整理し、現状を比較しやすくします。

現状の問題を説明しやすくなる
改善余地を共有しやすくなる
改善前後の変化を比較できる
顧客や社内関係者に説明しやすくなる
POCの成果を見える化できる
ESCO型・成果連動型提案に活用しやすくなる
補助金活用時の説明材料にしやすくなる

HEEMスコアは、空調関連の省エネを感覚論ではなく、比較・説明・改善ができる取り組みにするための指標です。

HVAで分析する、主な項目

HVAでは、空調価値を複数の観点から分析します。それぞれの項目が、HEEMスコアの構成要素となります。

01COMFORT

快適性

室温、湿度、体感環境、不快指数、温度ムラ、気流ムラなどを確認します。

単に設定温度を見るのではなく、実際の室内環境が快適な状態に近いかを確認します。
02CONTROL

制御状態

設定温度、運転時間、スケジュール、立ち上げ、停止タイミング、無人時間帯の運転などを確認します。

必要な時間に、必要な分だけ空調が使われているかを分析します。
03AIR ENV

空気環境

冷気だまり、暖気だまり、気流の偏り、空気の滞留、風の当たり方などを確認します。

空調エネルギーが 室内に適切に行き渡っているか を見ます。
04EXTERNAL

外乱・干渉

換気、外気侵入、出入口、窓、日射、周辺設備、冷凍冷蔵設備との干渉などを確認します。

空調が 本来以上の負荷を受けていないか を分析します。
05EQUIPMENT

設備状態

フィルター目詰まり、熱交換器汚れ、ファン劣化、冷媒状態、メンテナンス状況などを確認します。

設備が 本来の能力を発揮できているか を見ます。
06OPERATION

運用状態

現場操作、消し忘れ、過剰運転、担当者ごとの設定変更、運用ルールの不徹底などを確認します。

運用面で無駄なエネルギーが発生していないか を分析します。

HEEMスコアの活用イメージ

HEEMスコアは、現場の状態を整理し、改善の方向性を共有するための共通言語として活用できます。

現状診断

現在の空調状態を点数化し、どこに改善余地があるかを確認します。

改善提案

制御、気流、換気、設備状態、運用など、どの対策を優先すべきかを整理します。

POCの効果確認

導入前後のスコアを比較し、改善効果を説明しやすくします。

社内説明資料

省エネ提案を社内で説明する際に、現状と改善後の違いをわかりやすく示します。

成果連動型提案

削減効果や改善結果を確認し、ESCO型・成果連動型提案の説明材料として活用します。

補助金活用

設備更新や改善施策の前に、現場課題や改善余地を整理する資料として活用します。

HEEMスコアで見える化する項目。

HEEMスコアでは、必要に応じて以下のような項目を見える化します。スコアは単に点数をつけるためのものではなく、現場の状態を整理し、改善の方向性を共有するための共通言語として活用します。

  • 空調価値の状態
  • 快適性の状態
  • 省エネ余地
  • 制御ロス
  • 気流・温度ムラ
  • 外乱・干渉の影響
  • 設備劣化の影響
  • 運用ロス
  • 改善前後の変化
  • 導入装置の効果
  • 投資回収の見通し
HEEMスコアの本質

スコアは、単に点数をつけるためのものではありません。現場の状態を整理し、改善の方向性を共有するための共通言語として活用します。

HVA/HEEMスコアが向いているケース。

次のような場合に、HVA/HEEMスコアは有効です。

  • 空調の状態を 客観的に 確認したい
  • 電気代が高い原因 を整理したい
  • 空調の 効きムラ を説明したい
  • 設備更新前 に改善余地を確認したい
  • 導入した 省エネ装置の効果 を見える化したい
  • POC結果 をわかりやすく報告したい
  • 社内 稟議や提案資料 に使いたい
  • ESCO型・成果連動型提案 に活用したい
  • 補助金申請前 に課題を整理したい
  • 空調関連の省エネを 継続的に改善 したい

HVA/HEEMスコアで目指すこと。

HVA/HEEMスコアが目指すのは、空調関連の省エネを「なんとなく良くなった」では終わらせないことです。

01
現場の状態を
分析する。
02
改善余地を見える化する。
03
改善前後の変化を比較する。
04
導入効果を説明できる形に。
05
次の改善につなげる

この流れを整えることで、空調関連の省エネは、より実行しやすく説明しやすく継続しやすい取り組みになります。HVA/HEEMスコアは、空調価値を分析し、改善余地を見える化するための仕組みです。

まずは、現状の空調価値を確認してみませんか。

空調関連の省エネは、いきなり設備更新や大規模投資から始める必要はありません。まずは、現在の空調がどれだけ価値に変換されているかを確認することが第一歩です。

HVA/HEEMスコアを活用することで、現場の空調状態や改善余地をわかりやすく整理できます。

空調に使われたエネルギーは、どれだけ価値に変換されているのか。その確認から、空調関連の省エネは始まります。